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20130131_朝、音の光


久々に自分の音楽を聞いた。

http://www.myspace.com/doksproject


へえ結構聞けるじゃんといった感じだ。

なんか自信をモテたきがするね。


人間関係ってのは状況によって
こうも変わってくるのかと
受身で生きている人間にとっては
日々の変貌にいちいち
一喜一憂していたけど

違うんだよなあ

自分の芯がしっかりしていれば
こんなことにならなくて済んだんだ。

とりあえず
また音楽やりたいな。


いつだか、ものすごい勢いで
母かたの親戚から
「音楽やめろ!」って
怒鳴られたことがあった。

おそらく音楽活動ばかりやって
うだつの上がらない自分に
嫌気がさしたのだろう。

以降その影響か
うまくいかないことが
結構あったりした。

血の繋がっている人間に
そんなことを言われるとは
思わなかった。

それでも意地になって続けていて
でも報われなかった、ある日
母に病気が発覚。
もう手遅れの状態だった。

臨終前に病院であった時に
自分の唯一の
作曲で印税が入った明細が
たまたま手元にあったので
それを見せたら
よかったね〜とつぶやいてくれた。

その音楽作品は決して満足のいくものでは
なかったけれども
厳しかった母親から
初めて褒められた気がした。

ピアノを習わせてくれたのも
ビートルズを教えてくれたのも
母だった。

丁度震災直後のことだった。

葬式の席で、その「音楽やめろ!」の
親戚から
「もう、演奏活動はしないのか?」
といった言葉をかけられた。

悲しみの影響か
思わずそういう言葉が出たのだろうけれども
悔しかった。

もう二度とやるか!と
返してやりたかったけれども
自分のやってきたこと
自分の人生っていったい何なんだと
思うようになった。


親親戚ともあまり合わなくなり
一人ぼっちだったのが
更に拍車をかけてひとりぼっちになり
なかなか自分を支えてもらえる事も
無くなってきた。

自分で何とかしなければならない
とやっきになればなるほど
空回りする。

変なのも寄ってくる。
どうにかこうにかズルしてやろう
という連中だ。


でもまあ

そろそろ人のせいにするのを辞めて
自分の芯を復活させたい。

芯さえしっかりしていれば
どうにかなりそうな気がした。

立派な音楽を
誰も聞いていないけれども
過去に残していたんだなあ。

静かで
面白い音で
水彩画のようで

それはまさに自分が聞きたい音楽で
そういう音楽をもう
作っていたんだってこと
忘れていた。

情けない。


いろいろ状況を変えて
自分のなるべく都合のいい環境を
作っていきたい。

なるべく
変なのが寄ってこない環境がほしい。

健康は維持したい。
不健康ではダメだ。
ジムには通っていたけれども
高いので、春には
ジョギング、部屋での筋トレ
のみにしたい。

調子の悪い今こそ
やっておかなければ。

自分ももう歳だし
一喜一憂するのも、もう疲れた。

いろいろ決心する、朝であった。

author:curryboogie, category:MUSIC, 07:00
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20121211_Cubase7が届く、日曜日に
自分へのメリクリプレゼント
その1


Cubase7がもうすぐ我がものになる!


ずいぶん前から欲しいといってて
今日までになってしまったが

そのおかげで、最新の7が手に入る。

ずっと6.5だったからね
最近発売された代物だ。


さて発売間もないということで
マニュアル本などもない。

きっと複雑化されている
こいつも
VBA同様
ここでキャプチャでも取りながら
説明していきたいと
思っている。

とはいっても
使うのは
MIDI9割で
あとはちょびっと
生音録音くらいか。

ともあれ、楽しみだ。

author:curryboogie, category:MUSIC, 22:54
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ほとんどイル!
 ここ1週間で、イヤフォン2つ、ヘッドフォン1つ買ってしまった。
どうしてこうなった。
一つに、イヤフォンを無くしてしまったので、ジョギングでも耐えられる耳掛け式のを購入したが、いざ付けてみるとメガネが邪魔をして、風が吹いても外れる始末。おまけに音もチリチリで話にならない。メーカー名は出さないが、有名なメーカーのものである。

次に気を取り直して1900円のオーディオテクニカの普通のイヤフォンを購入。このところ流行りの耳穴にぶっさせるやつだが、これは普通に満足した。これでいいのだ。外でiPhoneを聴くときはこいつに限る。

最後にヘッドフォンだが、これはイヤフォンを購入したついでにヘッドフォンコーナーで聴き比べをして購入を考えた。まずギャルの間でなぜか流行っているモンスターケーブルだが、低音が効きすぎて一体どこがいいのかわからなかった。次にオーディオテクニカのATH-PRO500を聞いたら、音域が広いのか圧倒的に音がクリアで、例えが悪いが風邪が治ったあとに鼻詰まりがすっと引くようなそんな清々しさを感じた。この2年間同じテクニカの1900円のヘッドフォンで着メロも作っていたが、比較にならない。さっきも着メロ制作用の音素材を聞いていたが、聞こえなかった音が聞こえた!。
後にオーディオ雑誌を読んだら、受賞したほどの代物だということも分かった。目立ってたもんな。

重量感はあるが、がっしりしていて、ケーブルも取り外せる。くるくる巻のケーブルと普通のケーブルと2種類。ケース付きなところに、ちょっとした高級感を覚えた。
これはPCのDTMに、音をまんべんなく拾うのに使えそうだ。
ビッグカメラが閉店とかで20%オフだったので、6000円くらいで買えた。
こいつは本当にいいよ!



author:curryboogie, category:MUSIC, 22:34
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こんなころもあったんだね



2008年くらい。
今は手放してしまったシンセサイザー。
もうそろそろ余裕が出来るので、また購入したい。

近々ブログを復活予定。





author:curryboogie, category:MUSIC, 00:09
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コンピレーションアルバムの効用について









ずいぶん前に参加依頼された、jun kagawaさんのプロジェクトである、コンピレーションアルバムが、今年ようやく完成して、夏くらいに届いたのだが、最近やっと聴くことができた。
聴くようになった理由は、iPodで聞きたい音楽が無くなったからだ。

そのアルバム。聞いたことのあるアーチスト、聞いたことの無い人。以前参加した、ガマモリゾーンのアルバムのようで。しかし、この中になぜか参加していた、kodonaというのは、昔mixiでありもしない嘘の悪口を書かれた事があり、どうも被害者は自分だけでなく、そういう事をするくらいなので、影では、かなり嫌われてはいるみたいだが、まあ、人の悪口を書き込んででも、構われたい、単なる小心者なのだろう。せっかく48で聞きたかったが、その可哀想な嫌われ者のものだけを抜かした、47の音源たちを、我がiPodに注入。

47人のアーチストたちの、47の1分前後の音源。ちょびっとたけ食べる、プチケーキの感覚で、この頃、飽きることなく聞いています。
自分が提出したのは、昔電子音楽もどきをやっていたときのもので、もう古いし、そういう手法で表現はしていないが、ひさびさに聞いてみると、懐かしさでいっぱいである。当時を思い出す。

今何かを表現するとしたら、もう、バンドもやってないし、Macも捨ててしまったので、今のパソコンでも出来る、midiで作ることになるのだろうか。もう同じような作品は作れない。手法は特殊なものでなく、なるべくスタンダードなモノの中から、表現出来るものにしたい。

jun kagawaさんのmyspace
http://www.myspace.com/junkagawa

author:curryboogie, category:MUSIC, 22:33
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星影の小径

昨年末にガンを患い、三月末に亡くなった母の

四十九日法要が、先日済んだ。

あっという間のことで、色々忙しいばかりで

考える余裕も、感傷に浸る余裕もなく

時間ばかりが過ぎていった。



親戚とも会う機会が多く

しばらく会わないうちに、そこそこの

社会的地位を築いたり、子供が出来て

いたりして、置いてけぼりなのは

自分だけなんだなあ、と、しみじみ。



というわけで、ようやくひと段落。

以前から作りたかった着メロストックが

50曲以上ある。

途中から動画サイトなどで発見した

名曲なども割り入れたりするので

なかなかストックを消化しきれないでいる。



着メロクリエイターcurryboogieは

今年で、石の上にも三年目の浮気。

節目ということもあり、そろそろ

新しいことを始める次第であります。



author:curryboogie, category:MUSIC, 21:54
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深町純
 今年は、資格を色々ゲットしたり、タバコをやめたり、パチンコをやめつつあったりと
なにかと変革の年で、自分が浄化されるような気分になりつつも、淋しい事に
それに比例するかのごとく、離れていく人や、失っていく物も沢山出てきた。
反面、色々なことが解決したりもした年だった。
せき止められていた水が、ドバドバ流出していくかのごとく、色々なことに
改めて気づかされた。気づいただけで、それをどう、受け止めてよいのかは
わからないが、唯一つ言えることは、自分は立ち止まらないし、することは
沢山あるので、それをこなしていくだけ、ということ。

川添象郎氏のブログを、なぜかいつも読んでいる。
日本のポップス界を支えてきた首領なのだが、その日本人離れした感覚が
癖になり、ついつい、彼の日常をのぞき見たくなる。

このブログで、さっき、深町純氏の死のニュースを知った。
つい先週のブログの記事には元気な姿で登場していたので、ビックリした。

特別彼をリスペクトしているわけではなかったが、70年代に日本にシンセサイザーを
紹介した数少ない1人であるとともに、初期フュージョンジャズの開拓者でもあった。
今年に入って、彼の「六愉」という、ウェザーリポート風なクロスオーバーアルバムを
買って聴いていたりもした。
人間の限界に挑戦!といった感じのカクトウギ系プログレジャズ
でもあるが、最初は新鮮だったが、しだいに、持っているだけでもつらくなるような
聴いていて「疲れる」代物でもあり、先日、手放してしまった。
じゃあ、なんなんだという感じだけれども
せっかく芸大に入学したのに、卒業間際に退学した、とか、その経歴、存在感は
いつも、なぜか気になる存在でもあった。

うちの父親と同年齢でもあり。ピアノの下でぽっくり死んでいたというのが
またショックだった。
父母は、すでにリタイアしていて、埼玉県内のとあるマンションで
悠々自適なシルバーライフを送っている。仕事以外にはなにも興味がなかったようで
唯一の趣味である、ゲーム、それもドラクエを毎日飽きもせずやっている。
母親は痴呆防止の、ナンプレを、夜遅くまでやっている。
たまに、訪れては、元気かどうか確認する。

親にはかなりの額のお金を、かりっぱなしで、これから徐々に返していこうと
思っていたところ。資格合格の報告も兼ねて、父母の住むマンションまで
ケーキを持って、泊りがけでいった。
お金も渡すつもりで、いくらかを銀行の封筒に入れて、準備もしていた。

自分が資格を取得するのに、どれだけ大変だったかを、一晩中、自慢げに
話して、泊まって、次の日、一緒に寿司を食べに行って
(親のおごり)帰って、さあ自分はこれにて、というタイミングで、母親に渡したら
すかさず、封筒をもって追いかけてきた。返すつもりだ。
逃げようとする自分を、走って追いかけてきた。
資格取得のお祝いにとっておけ、ということで、お金は、自分に再び戻ってきた。

大した額ではないが、どうしようかと思い、考えた挙句
これで楽器を買うことにした。
それが、先日買ったベースと、今日買った、安いマルチエフェクターに化けた。

zoomのベースマルチは、安いわりに、バリエーションも豊富で。
ワウのかかり具合も、なかなか。
スタジオで鳴らしてみたい!。ベースを弾くのが楽しくて仕方が無い!。

author:curryboogie, category:MUSIC, 21:48
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音楽のような風
 暇つぶしJ-KEN久々にアップ。
http://j-ken.com/category/all/data/781997/
小学生のときによく耳にした、懐かしい曲です。

実家で、お盆休み。実家はクーラーも利いてるし、食べ物もあるし
不自由しない。唯一不自由といえば、iPhone4の充電器を忘れたので
知人友人と連絡が取れないという障害が発生した。

仕方なく、iPhone4用のUSBケーブルを買うことにした。
ケーブルさえあれば、あとPCあれば、充電できるからね。
純正品を買うと1800円くらいかかるのを、なんとか安く買えないものかと
実家周辺の電気屋をくまなく回り、最安値の680円のケーブルを買う。
ただのケーブルに、この、1000円以上の価格差はなんだ?って感じで
まあ、なんとか安いのを手に入れたものの、探し回るのに約半日かけて
途中、暑いので、ガリガリ君やら、飲み物やらを摂取しまくっていたので
それで1000円くらいは取られているので、もともとですわ。

飲み物の摂取といったらば、ココア。最近バンホーテンの1リットルサイズの
ココアをがぶ飲みしているのだが、この、ココアの味が、禁煙のつらさを和らげて
くれることに、気付いたからだ。禁煙3週間目。未だに吸いたいと思うのが恐ろしい。
電子たばこも、ガムも、もう摂取していないし、嫌いな奴の胸ぐらをつかんだりもしない。
そういうのはもう、飽きたからね。
一番いいのは、絶えず甘いものを食べて飲んでいること。これにつきる。

それにしても、実家は涼しい。
久々に音楽の仕事も頼まれたので、このまま実家で作業を進めたいところだけど
そうもいかないんですな。マックにPCを持ち込んでとか、何か対策を考えなければ。
author:curryboogie, category:MUSIC, 19:58
comments(0), trackbacks(0), - -
見る眼聞く眼
 
先日紹介した、iPhoneの人気無料アプリ『リズムブロック』『リズムシ』の
作者、成瀬つばささんが参加している音楽イベント
Sonic Interaction 2010vlo.1」を見に行くために、成城学園へ。
はじめて来たけど、高級食材店や、趣味の店などが
多く、いかにもセレブな町といった感じ。

会場についてみると、さっそく、つばささんのブースへ。新作アプリの展示を
していたので、さわりながら、色々お話をさせてもらった。
セッションなどで使っていること、特にリズムブロックが使える事など。

音楽家が、ビジュアルも含めたこういう作品を、プログラムを駆使して
作ったことに、このアプリの存在の意義があることなど、いろいろぶちまけた。

今作っている音楽作品を渡そうかともおもったが、なぜかCDRが壊れていたので
昔、パワーブックやLIVEで作った作品を渡してきた。
有料アプリの準備もしているとのことで、それは是非、有料で
リリースしたほうがいいですよ!てなこと告げてきた。

さて、実際の音楽イベント。
実は、睡眠不足のまま見に来てしまったので
殆ど覚えていないのだが、どうもmax/mspを駆使したライブエレクトロニクスが
多かったようで、それを20歳前後の若いアーチスト達が、どうにかこうにか
作品にしている感じが、初々しくて好ましかった。
印象に残っているのは、エレキギターをmaxでコントロールしたものとか
ピアニストとダンサーのパフォーマンス。これは、ピアノにmaxを通して
音響をコントロールしていた。ステレオなどの位相のコントロールから
リングモジュレーターのような使い方まで。

このイベントは、国立音大の音楽デザイン科の主催で、実はこの学科は
自分も高校の頃、受けようと思っていた学校でもある。
あまりにも倍率が高かったので撃沈してしまったが
あの頃、丁度DTMなどのインフォメーションが、ようやく
自分の元にも届き始めた頃で、やはり知ったばかりの、環境音楽を
学校で教えている、ということが、当時非常に刺激的だった。
特別ピアノがうまくなくても、楽典を理解してなくとも、アカデミックに
音楽を学べる門戸といったイメージが、この学科にはあったが
今はどうなんだろうか?。

当日きていたお客さんの大半は、この学校の関係者や家族といった感じで
それが、成城という場所とあいまって、なんだか特別な、選ばれた
イベントといった感じがした。
Tシャツにジーパン、小汚い格好で、リズムブロック目当てで来た
自分は場違いだったか?と思った。注目されているアプリのわりに
同じようなお客さんは皆無のようだったが(テクノファンや、アプリ好きは
どこへ行った?ネットの中に隠れているのか?もっと表へ出てこいよ!)
成瀬つばささんのブースはかなり好評だったみたいで、女子大生が
リズムシグッズを前に、「かわい〜」を連発していた。

もしこの大学に通っていたら、どんな人生だっただろうか、
今頃、世界をまたに駆ける音楽家にでもなっていたんだろうか
と、寝不足頭で思いつつ、帰途に着いた。




author:curryboogie, category:MUSIC, 08:51
comments(0), trackbacks(0), - -
サイクリング・ブギ
 
サエキけんぞうのコアトークvol.70「追悼:加藤和彦を語ろう」
というイベントを見に
歌舞伎町のロフトプラスワンへ。

このイベントを知ったのも運命的で
たまたま、受験生時代に読んでいた
サエキけんぞう氏のエッセイ『歯科医のロック』
久々に引っ張り出して読んでいて
最近、サエキけんぞうはどうしているんだろう?と
検索をして、このイベントのことを、知ったという。

大好きなトノバンのイベントとあっては、行かないわけにはいかない。
全ての予定をすっぽかし、行く事に。




今回のメインイベントは、サエキけんぞう氏秘蔵のミカバンドの1974年4月の
ライブ音源の公開で、ゲストに小原礼氏や、夫人の尾崎亜美さん
それに、小川真一氏を迎えて、あれこれトークを交えながら
検証するというもの。
「ミカバンドの認識が変わる!」と
前もって言われていたのだが、自分だって20年来のファンなのだから
そんじょそこらの内容では、驚かない心構えでいた。


イベントにて
左から、小川真一さん、サエキけんぞう氏、小原礼さん、尾崎亜美さん


そのメインが始まる前に、小川真一氏所有の、加藤和彦関連の色々な音楽が
流れる。入場時には、アルバム『パパ・ヘミングウェイ』が流れていた。
いい音響で聴くと、こんなにも素晴らしい音楽だったのか!と、再認識する。

1979年制作の、早すぎたワールドミュージックに、まずは舌鼓を打つ。
その他フォークル〜晩年までの、普段聞くことのできない、提供曲なども
紹介していた。世に埋もれるだけあるなーというのもあったけれども
どの曲も、あの、素晴らしきほんわかした、オリエンタル調のメロディが
含まれていたりして。

流れた曲の中では、意外と、今までスルーしてきた、晩年のソロ曲が
良かったりしたのが収穫だった。「手と手 手と手」「愛はピカピカ」
ポンキッキの中で流れていた「メロディ」など。ロフトの音響で聞いた
これらの曲は本当にじーんときた。それだけに、生きていればもっと
いい曲が生まれたかもしれない、と思うと、ますます無念さが沸いてきた。

追悼のイベントということだったんだろうけれども、しかし
さすがに、40年も第一線で音楽活動されていた人だけあって、イベント内で
加藤氏のことを、語りつくされるようなことはなかった。

それと、加藤和彦の、音楽家ではない面を、もしかしたら
関係者から引き出せないか?という試みも、ひょいひょい出てきたりは
していた。トークの中では、やはり「鬱」のつっこんだ質問も出てきたし
実は、加藤氏は、ぺヤングのソースやきそばが好きだったとか
バンド内でド○ッグは廻っていたのか?などの話も出てきたりはした。

しかし、やはり、話を聞いても、本や雑誌で今まで知ってきた人に他ならない
といった感じだった。
それだけに、本当に、完璧な音楽家、あの加藤和彦だったんだなーと
改めて関心した。
キャラクターを維持するのは、大変だっただろうし、なにより
淋しくもあったんだろうなーとも思う。

で、メインのミカバンドの隠し録り音源のコーナーは
残念ながら、お世辞にも良い、という内容ではなかった。

音源を聴いた、小原氏の「今は通用しませんよ」といった感想も
なんとなく解る気がした。
このライブの、だいぶ後に発表された曲を、このときにも
演奏していたんだってことや、ミカのボーカルが艶かしくて良かった
といった発見があったくらいで。それぞれのメンバーの自由を許して
しまうと、加藤和彦がリーダーとはいえ、こうもまとまりに欠けるもの
なのか、とも思ってしまった。散漫な内容でもあったのだ。

それよりかは、むしろ、小川氏がおまけで流した、「サイクリング・ブギ」の
ライブソロバージョンのほうが、ぜんぜん良かった!
これは、トノバン氏が、ミカバンド結成の頃に、ライブで、1人で
アコギだけで歌ったものなのだが
とにかくも、ギターのカッティングが上手い!。ぺらっとした
歌声は、いつも通りだが、バンドの演奏よりも
全然かっこよかったりもして。
一瞬だったが、本当に、聞きほれてしまった。

もうこれから先、この幻のライブ音源は、聞ける機会は
ないのかもしれないが、この72年の、バンド結成したばかりのころの
ソロ演奏は、自分にとって、最大の収穫だった。
やっぱかっこいいミュージシャンだったんだなー。
この、幻の「サイクリング・ブギ」を聴きながら
晩年の言葉で「音楽だけで表現したい」と言っていたのを
思い出したりもした。

この、38年前の、時空を越えた
サイクリング・ブギが終わった後の、会場の大絶賛は
天国の加藤氏にも、届いているに違いない。

本当に、良い音楽を、ありがとうございました!


おまけ

サエキけんぞう氏秘蔵音源(会場でもらったリストより)
サディスティックミカバンドLIVE
1974年4月@中野サンプラザ

1.アナウンス
2.開演BGM
3.今井裕ピアノソロ1
4.今井裕ピアノ&バンド(黒船風)
(↑と、もらったリストには書いてあったが、個人的に聴いた限りで
この曲は、HOT MENU収録の「ミラージュ」じゃないだろうか?と思った)

5.今井裕ソロ3(機材事故中つなぎ)
6.塀までひとっとび
7.影絵小屋
8.怪傑シルヴァーチャイルド〜お色直しINST
9.OTTOinst1
10.ピクニック・ブギ
11.銀座カンカン娘
12.ロックンロールバンド
13.OTTOinst2
14.タイムマシンにお願い
15.ダンスはスンダ
16.アンコール:魔法にかかった朝〜ケンとメリー
(withBUZZ)
17.アンコール:へーイごきげんはいかが(withBUZZ)








author:curryboogie, category:MUSIC, 00:57
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